絵本に対する基本的な思い(1)

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     夏休み、夫の実家栃木県に帰省した時の話です。
    居間で朝ご飯を食べながら、ワイドショーを見ていた時のこと。

    ライフラインのない暮らしを体験する6人家族のドキュメンタリー
    を放送していました。

    電気もガスも水道もない古民家に、和服姿で過ごす6人。
    薪割り、火付け、水汲み・・

    便利さの恩恵に預かっている都会の暮らしとは打って変わり、
    大変な労働です。
    でも、大変なんだけど何だか家族の皆さん、とっても楽しそう
    なんです。

    その楽しそうな姿に加えて、体験を終えた後のお母さんの感想が
    とても印象的でした。

    「大変だったけど、労働を家族で共有する中で
    会話がとても
    増えた。
    家族の絆がちょっと強くなったような気がします。」


    昔の暮らしを体験する上で、会話が増えた。
    ご家族にとって、この気付きはとても大きいものだなと思いました。

    この話が物語るように、現在家庭には言葉が少なくなってきています。

    昔のように、やることがたくさんあり、人と人とが協力しなければ労働が
    成立しづらかった時代には、コミュニケーションの場がたくさんありました。
    しかし、現在は機械が何でもやってくれます。日々の行いの中で人々の
    関わりが減っているのです。

    そして、交通の発達・ライフラインの普及・そしてメディアの多様化など、
    便利になって時間が空き、その分楽しいことにたくさん時間を使うように
    なったのです。

    便利になったことはとても有り難いし便利。私もそう思います。
    しかし、人と人との関わりが希薄になってしまうことは事実です。

    社会の最小単位である家庭は、子どもにとってコミュニケーション力の
    礎(いしずえ)になりますし、言語獲得の最初の場です。また、両親から
    授かる無償の愛を感じる重要性も、忘れてはならないでしょう。
    その手段が「言葉掛け」や「コミュニケーション」なのです。

    そこに言葉が少なかったら?コミュニケーションが少なかったら?
    子どもは愛を感じるでしょうか、世に出てから他人とコミュニケーション
    をうまくできるでしょうか?

    昨今、引きこもりやニート、自殺者増加や犯罪の低年齢化が増えているのは
    周知の事実です。
    そして、専門家の分析や追跡によって、彼らは幼少時の両親や人との関わりが
    希薄であったという報告がされています。
    人と関わるのが苦手な若者が、今とても多いのです。

    便利さの恩恵を受けている現代は、「意識的」に人と会話したり、関わったりする
    ことが大変重要になってきます。
    そこで、私は親子のコミュニケーションツールとしてぜひ絵本を使って頂きたいのです。
    勿論、絵本以外の方法でも構いません。
    ご家族にとって一番やりやすい方法を見いだされるのが一番。

    ちなみに私は幼少時、家庭で絵本を読んでもらったことがありません。しかし、
    両親、特に父親が夕食後に子どもたちを呼び、その日あったことや思ったことなどを
    よく話してくれたものです。

    是非、皆さんご家庭に言葉とコミュニケーションを取り戻してください。
    よろしくお願いします。

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